クーリングオフと中途解約

婚約案内所KONTEZより クーリングオフと中途解約についてお伝えします。

【ざっくり要約】

特定商取引法のおかげで、契約日から8日以内なら全額返金のキャンセルができ、それ以後でも違約金を引かれるが解約ができる。

【詳細】

特定商取引法では、消費者トラブルが起こりがちな取引類型に対して、事業者が守るべきルールとクーリング・オフ 等の消費者を守るルールを定めています。

特定商取引法の対象となるのは、通信販売、連鎖販売取引、訪問販売、電話勧誘販売、業務提携誘引販売取引、特定継続役務提供契約等。

 このうち結婚相談所は特定継続役務提供契約に該当します。

特定継続的役務提供契約は、契約期間が2か月を超えていてかつ契約期間の契約金額が5万円を超えている場合に適用になります。

クーリングオフとはその文字のように、消費者が冷静になる期間という意味で、契約から一定の期間内であれば一切の不利益なく無条件で申込みの撤回、または契約の解除ができる制度です。

クーリングオフの期間は、契約書面交付より ８日間です。理由も損害賠償も必要ありません。契約時に支払った金額は全額返済され、契約時点にさかのぼって契約がなかったことになります。

契約時にクーリングオフ等の説明がなく（書面の提示）、かつ書面の契約をしなかった場合、クーリングオフの期間計算は始まりません。この場合は８日間を過ぎてもクーリングオフ出来ます。

中途解約について

契約期間の途中の解約では、損害賠償として違約金を引いて返金することが法律で認められています。

それが認められている背景としては、期間の利益は事業者も有しており、 

契約期間途中で解約されてしまうと収益の確保が出来なくなり事業に影響が生じてしまうこと、解約がないことを前提に設定された料金プランであるため、中途解約がむやみに起これば事業者にとって経営上大きな打撃となってしまう。

このようなことから、会員の自由な中途解約を認める代わりに、事業者が負った不利益の賠償について法律で定めてくれています。

【補足】

成婚退会や何らかの規約違反による退会の場合などは対象外となります。

KONTEZ　本城